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イヤイヤ期(Terrible twos)を乗り越える方法:世界の親が困ってる!!

 
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フランス在住・グローバル親子コミュニケーションコーチNAOKO。世界で生きる力を育てながら、育児を楽しく、親子で成長するための実践法をお伝えしています。
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2歳前後となると一般的に『魔の2歳児』と言われるイヤイヤ期真っ盛り。
全国のママパパさんもストレスを抱えてしまう時期なのではないでしょうか?

脳の発達が著しい2歳前後は、子どもたちに自我が芽生えてくる時期。

自我の芽生えとは裏腹にうまく欲求を伝えられなかったりすることから、泣き続けたり、その場から動かなかったりと、親にとって困る行動を繰り返します。

我が家は2歳差育児。息子が4歳、娘が2歳です。女の子といえどパワー全開!2歳になり主張の強さはパワーアップ!息子の時もイヤイヤ度は強かったですが、2人育児をしながらのイヤイヤは更に親のエネルギーも使いました。思い通りでないものには納得が行くまで頑なに拒否し、全力で泣き続け、最後まで自分の意思を通すあの力は見上げたもの。

この文章を書いてる今は2歳後半。イヤイヤ期も過ぎ、だいぶ落ち着いてくれました。

世界でも、「Terrible twos」(恐しい2歳児)という言葉があり、ネットにも日本と同じように「イヤイヤはいつまで続くの?」「どうやって生き抜けばいいの?」などTerrible twosに関する投稿が山のよう。世界のママ達も同じように苦労していることが伺えます。気になった方は例えばtwitterで検索してみてください。

今回は世界の親がどのような対処をしているか、我が家でのイヤイヤ期の寄り添い方も合わせてご紹介しながら、解決法を皆さんと見ていきたいと思います。

我が家のイヤイヤのタイミング

お着替え(洋服・おむつ)したくない!

朝のお着替えやお風呂上がりのお着替え、オムツ替えの時は、娘にとってのタイミングではないと、ずっと着ません。無理やり着せようとすると大泣き、着せた服を脱ぎ続けます。家の中の場合、夏は裸のまま遊んで、ご飯を食べて、何時間も過ごしていることも毎日のようにありました!ただ、仕事があって、保育園に連れて行く等の予定があると大変でした。

自転車乗らないー!!

保育園に行くとき、帰るとき、自転車乗らないー!ヘルメットかぶらないー!とスイッチ発動。乗せようにも足をジタバタ、絶対乗ってくれません。自転車を蹴ってしまい、息子が後ろに乗っているのに倒れそうになりヒヤヒヤすることもよくありました。

外出先で「帰りたくない!!」

公園で遊んでいて、いざ帰るよーというタイミング。まだまだまだまだ遊んでいたい娘は、イヤイヤスイッチ発動!「いやだー!!」と地べたに座り込んで大泣き、無理矢理動かそうにもテコでも動かない!いやぁ見上げたパワーです。

その方向には行きたくない!

いつも通っている道のはずなのに、その方向には行きたくない!スイッチ発動。そのまま通ろうとすると「いやだー!!」。ここまで来ると、なんなんもうこれ状態。

自転車に乗ってる時にこのスイッチが発動すると特に困ったことになりました。力の強い娘は、無理やりシートベルトを外して、こいでる途中でも自転車から立ち上がってしまいます。息子も一緒に乗せているので、私もどうすることもできず、周りの方に助けてもらった経験も。。

観察・受け止めて聴いてあげる

まずは観察して待つ。すぐに何か言わないことで、親が子供状況をしっかりと観て、子供も感情の切り替え方を学ぶ

イヤイヤが発動した時には、まずはじっと観察。観察することで、言葉がうまく通じない子供が、何をしたいと訴えているのかをしっかりと観て感じれます。また、何か色々言うと余計子供はパワーアップして、親もイライラしますが、「待つ」ことで子供が自分で落ち着くこともあります。

よく、「放っておく」ことが良いと書かれている記事もありますが、私は「観察して待つ」という表現が適切かなと思います。

急いでいる、焦ってしまうとなかなかできないことなので、時間に余裕を持ってスケジュールを組むように心がけていました。朝保育園に行く時は、早起きして、1時間は余裕を持たせていました。

あるアメリカのママによると「娘は自分が納得のいかないことがあると、その場にうつ伏せになり、泣いたまま、そのままずっと寝転がるという行動に。その時はどんなに急いでいようとも急かすことなく本人が起き上がるまでずっと待つようにしていました。外出中にも5〜10分くらい外の路地で寝転がることもあったので恥ずかしかったですが耐えていましたね」というお話。

家の中ならまだしも外出中にとるには勇気のいる方法ですが、このやり方だと子どもは「イヤイヤするだけではママは反応してくれないんだ」と学ぶことができるんです。幼い頃から子ども自身の力を育てようとするアメリカの育児法らしいやり方です。

外出先の人混みでかんしゃくが起きた場合には、車やトイレなどに移動して思いっきり泣かせてあげるといいかもしれません。

子供のことをしっかりと受け止め、聴いてあげる

観察した上で、子供のことを受け止めてあげます。「そうか、嫌なんだね」という言葉がけで、子供の嫌だという感情を認めてあげます。

そして、「何で嫌なのかな?」と聴いてあげると、うまく言葉が伝えられないながらも、頑張って説明しようとしてくれます。かなり感情が昂ってるので「ゆっくりでいいよ、待ってるからね」と一声。これは、親自身も自分を落ち着ける為に大切です。

色々聞いてると、子供の色々な気持ちが見えてきます。例えば着替えたくないパターンの場合、このように色々な理由があります。

・その服やオムツの柄は今日は嫌だ!

・暑いから着たくない!

・身体のどこかが痒いから着たくない!

・自分で服をタンスから出したかった!

理由が分かると、解決法も考えやすいですね。柄が嫌であれば、他の柄を提案してみたり、暑いから着たくないのであれば、クーラーで少し冷やしてあげたり。

選択肢を与える質問をしてあげる

イヤイヤ期の子どもには、例え答えがイエスだったとしても、ノーと答えることが多々あります。「ごはん食べる?」「イヤ!(ノー)」、「この洋服着る?」「イヤ!(ノー)」というように。このループに入ってしまうと、らちがあきません。

質問する時は、子ども自身に選択させることを心がけてください。「ごはんを食べる?それともパンを食べる?」や、「ピンクの洋服と緑の洋服、どちらが着たい?」など。

自分で決めることができるのは、子どもに責任を教える絶好のチャンスでもあります。

落ち着けることができたら、嬉しい感情を伝えてあげる

子供が落ち着いて次の行動に移すことができたら、「〇〇してくれて本当に嬉しいよ!ありがとう!」とBig hugをしてあげると良いですね!パパorママは、自分がこんなことをすると嬉しいんだ!と子供が学ぶことができます。

世界の様々な対処法

お昼寝をしっかりとする

2歳ごろは昼寝しなくなる時期ではありますが、その場合は子どもがゆっくり過ごせる時間を取るなど、疲れがたまらないようにしてあげるといいそうです。確かに眠い時は、特にイヤイヤが激しくなりますよね。

好きな匂いや感触のものを持ち歩いて、気を逸らす

イヤイヤが発動すると、感情が高ぶって、子供もなかなか落ち着けない時があるので、そんな時は気をそらすことが有効です。例えば、大好きな匂いの子供にも安心なアロマや、大好きな感触のタオルなど、持って歩くのもいいですね。どうしてもダメなら大好きなおやつという隠し球を出さなきゃいけない場合もありますね。

ダメだよという言葉を控える

自我の芽生えの時期なので、あまり子どもに「それをしちゃダメ、これをしちゃダメ」と言うとストレスを感じイヤイヤがひどくなってしまうそう。危ないこと以外は傍観して、ある程度自由にさせてあげると子どもも反発が少なくなります。「ダメだよ」と言ってしまいがちなママは控えてみると効果があるかもしれません。

子供を1人の人間として尊重する、プライドを守る

アメリカのあるママは、他のお友達の前で叱らず、別の場所に行って叱るお母さんがいました。その理由が子供プライドを守る為だったのですが、子どもを一人の人間としてきちんと対応していて素敵ですね。2歳前後の子は、すでに自分は一人前だという意識も芽生えています。その意識を受け入れて、誠実に対応されているのですね。

日頃から沢山話しかける、読み聞かせをして言葉の発達を早める

言葉の発達が早いと、自分の言いたい事は子供も伝えられ、親も子供もイライラが少なくなるので、言葉の発達の観点から、日頃から沢山言葉のシャワーを浴びたり、本を沢山読むことも有効です。うちの娘も、イヤイヤのパワーは強かったものの、日頃から沢山話をするように心掛けていたので、期間は短かったなと感じています。

イヤイヤ期は成長の過程で喜ばしいこと☆

魔の2歳児・イヤイヤ期”は、成長の一過程で喜ばしいこと。そして世界中のママが経験することです。国は違っても、イヤイヤ期の悩みや苦労は一緒。ママには本当につらい時期ですが、「子どもは感情の切り替え方を学んでいるんだ、この子ももう一人前なんだ」という意識で向き合うと少し楽になるかもしれません。

大変でうまくいかないことも多い時期ですが、親として成長する大きなチャンスでもあります。是非みんな一緒に頑張りましょう!こんな対処法もあるよとオススメがありましたら、是非ご連絡ください!

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フランス在住・グローバル親子コミュニケーションコーチNAOKO。世界で生きる力を育てながら、育児を楽しく、親子で成長するための実践法をお伝えしています。
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