フランス語が話せなくても、フランス・パリ・公立幼稚園・公立小学校の手続きへのチャレンジ!グローバル親子コミュニケーションが子供の道を広げる!
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フランス語が話せなくても、フランス・パリ・公立幼稚園・公立小学校に挑戦できる!
急に海外赴任が決まって、幼稚園や学校をどうしようか悩まれている方が多いと思います。
まず情報がないということが不安ですよね。私の元にも沢山の方からお問い合わせをいただきます。
さて、パリで幼稚園や学校を選ぶ場合、どうするのか。
パリには、日本人の幼稚園も、小・中学校もありますので、勿論そちらを選択されても良いと思います。
でも、せっかく海外にいるのであれば、日本人の環境以外の所にチャレンジしてみたいな、日本の枠組みを超えて広い視野を持った経験をしてほしいな、というご家庭も多いのではないでしょうか?
今回はそんなVISIONをお持ちのご家庭に、1つヒントになるお話ができればと思います。
ちなみに、我が家の場合は、2015年生まれの息子は、英語とフランス語のバイリンガル校にCP(小学校1年生)で入学、2018年生まれの娘は、フランスの公立幼稚園に入学します。どちらも9月入学です。
私自身の語学力としましては、英語はそれなりに話せますが、フランス語は全くの初心者で、正に今、必死で勉強している状況です。
そのため、下の娘の公立幼稚園入学の方がビッグチャレンジとなります。(もちろん、娘もフランス語は初心者です)
フランス語できないから諦めようと思われている方に、そしてフランス語に限らず、語学に自信がない方にとっても、「親のあり方」としてご参考になる内容だと思います。
「How can you do that?? どうやったらできるかな?」
グローバル親子コミュニケーションは親が変わることで、子供のやる気を引き出し、子供の道を広げてあげることもできます。
改めまして、Family Journey1.2.3代表、グローバル・ファミリーコーチのNAOKOです🌈
アメリカ(シカゴ)4年、中国(上海)5年、日本20年以上(日本の受験戦争経験あり)、2021年7月よりフランス(パリ)在住です。早稲田大学・中国上海復旦大学卒業。グローバル親子コミュニケーションで、”世界で生きる人間力”を育て、 楽しく豊かに子育てしたい家族をサポートする オンライン・子育てコーチングレッスンを行っています🌎
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※大変お問い合わせが多く、お待ちいただく等ご不便もおかけしております。 1人1人心を込めてサポートいたしますので、ご興味ある方はお早めにご連絡をください。
フランスと日本の学年の違い
フランスと日本では学年の数え方が違います。
例えば2015年生まれの息子は、日本では年長さんで、日本では2022年4月から小学校1年生ですが、フランスでは2021年9月に小学校1年生同等の、CP(セーペー)という学年になります。日本の感覚からすると、もう小学校1年生なの?と少し焦ることになりますので、特に小学校に上がるタイミングの方は、早めにチェックが必要です。
詳しくは表をご覧になってみてください。
海外赴任でよくあるパターンは、4月に旦那さんが移動して、夏頃に家族が帯同するケース。
そうしますと、フランスの学校であれば、手続きができていれば、新学期である9月に間に合います。
下の図はこちら参照。
パリの公立幼稚園・公立小学校のメリット
多国籍・異文化環境の中で学べる
フランスは多国籍で、移民の方も沢山いる為、普通に公立に通っただけで、様々な人種の方と関わることができます。
言語力も勿論のこと、様々な価値観を小さい頃から肌で学んで体験することは、日本の環境では絶対にできない宝物になります。
また、外国の人を見て「あ、外国の人だ・・自分とは違うな」と思うのと、「あ、お友達だ!」と自然に思えることの違いは大変大きいものです。
親自身が語学が苦手でも、先生や他の国の親とコミュニケーションを取ろうと頑張る姿勢は、必ず子供にとって、良い変化に繋がります。こうした「親のあり方」は、グローバル親子コミュニケーションでもより深くお伝えしています。
学費が無料!
何といっても学費が無料で、かかるのは食費ぐらいというところがメリットでしょう。普通に日本でフランス語を学ばせようとしたら、週1回×数回のレッスンで〇万円かかる所が、一日中フランス語に触れられて、無料って!!有難いですよね。
我が家も渡仏前に、東京の飯田橋の学校のレッスンに通いましたが、集団クラスで10回2-3万円ぐらいでした。
パリの公立幼稚園・公立小学校フランス語ができないけど大丈夫?
子供は順応が早いですし、幼稚園の年齢であれば、義務教育が始まり、読み書きもすることになりますが、そこまで心配なく預けている方が多い印象です。私の知り合いの方も、公立幼稚園に行っています。その方は日本人のご家族で、クラスの中では、2組日本×フランスのご家族がいらっしゃるようです。
小学校に上がるタイミングでは、教育が始まってきますので、それまでにフランス語を学んでいない場合はどうしたらいいんだろう?と心配される方も多いと思います。
ここで、注目したいプログラムが、UPE2Aという、フランス語を母国語としない子の為の特別クラスの存在。(こちらは対象年齢は6歳以上なので、幼稚園にはない制度です。)
全ての公立小学校にあるわけではないので、住まれる場所の近くにあるかな?と事前に確認が必要ですが、結構数は多いです。
ご参考に、安全と言われており、日本人が多いエリアである15区と16区で、UPE2Aの制度がある学校を記載しますね。他の区については、2016年-2017年時点の資料ではありますがリンクをお貼りします。
※情報は変更される場合もあると思いますので、最新の情報は区役所で確認ください。
15区
Public School Rouelle
Public Elementary School Fondary
Public Elementary School Amiral Roussin
Public Elementary School Vigée-Lebrun
Public la Saïda(Google mapでは幼稚園のmaternel schoolしか見つかりませんでした)
16区
École primaire Murat
École élémentaire d’application la Fontaine
École primaire publique Bauches
Ecole élémentaire Saint-Didier
Public Elementary School D’application Boileau
この二つの区であれば、どこかしらに日本人はいらっしゃるので、何かあれば助けてもらえると思います。
実際に通われている方のお話を伺うと、様々な人種の方と一緒と学び、授業はフランス語ですが、休み時間は英語で話すなど、面白い雰囲気のようです。
先生がどれほどサポートしてくださるかは、運にもよると思いますが、その方のお子さんは大変手厚くサポートしていただいているみたいで、毎週金曜日に補習をしてくれたりするので、安心して学習にもついていけているようです。ちなみにフランス語のレベルとしては、元々1年間フランスの幼稚園にいたため、話していることはぼんやりと分かるけれど、言葉として発してない状況での、小学校入学だったとのこと。それでも、1年生ではUPE2Aの特別クラスでしたが、2年生ではフランス人と共に普通クラスで学べるぐらいになっています。
ちょっと試してみて、もしどうしても合わないようであれば、日本の環境に戻すこともできますので、1つチャレンジしてみる価値はありますよね。逆に、最初に日本の環境にいて、後からやっぱり・・と思っても、心理的にもハードルが高くなったり、それこそ語学のレベルが付いていけない・・という状況に陥る場合もあります。
そして親自身も、先生や周りの親とコミュニケーションをする為に、語学を学びたい!という覚悟もできますので、親子にとってメリットがあると思います。
1つこんな道もあるんだな、と参考にしていただければ幸いです。
パリの公立幼稚園・公立小学校の手続き方法
公立幼稚園手続き方法
下記の書類を揃えて、区役所を訪問すると、住んでいる場所に応じて幼稚園が割り当てられます。
こちらで幼稚園を指定できるわけではないので、住んでいる場所の安全面や治安は事前に確認をしておいた方が良いです。
※日本人の多い15区・16区あたりであれば、基本的には問題ないと言われています。
◯親の身分証明(滞在許可証かパスポート)念の為家族全員のパスポートコピーを添付。
◯予防接種歴(母子手帳を日本大使館で無料で翻訳してくれますが、我が家は子供本人が7月渡航で、7.8月のバカンス前に手続きを完了させて、9月からの入学に備えたかった為、日本で有料で法廷翻訳をお願いしてフランスにいる主人に送りました。)
◯出生証明(戸籍謄本です。手数料はかかりますが、日本大使館で翻訳してくれます。我が家は、上記の予防接種歴を法廷翻訳する時に、戸籍謄本の翻訳も有料で依頼しました。)
◯住居証明(電気代を提出しました)
上記の書類を提出して、子供本人が日本にいた状態でも、問題なく手続きが完了しました。手続きができたら、その後に園長先生との面談という流れになります。
幸い、娘が通う幼稚園の園長先生は、英語もできる方で、話をしてもとてもしっかりとした方でしたので、一安心!
ただ一点、上記の予防接種歴(日本で法廷翻訳をしたもの)は、区役所の手続きでは通ったのですが、更に医者が書いた予防接種歴が必要と言われた為、この後日本人御用達の、アメリカンホスピタル(17区)にて、用意しました。
その際に、フランスの母子手帳である、carnet de santé (カルネドサンテ)を、事前に区役所にて入手して、日本の母子手帳を転記してもらうことをアドバイスいただきました。
下の写真が実物です!区役所内の service de l’état civil(市民サービスセンター)で簡単に受け取りができます。私は何も身分証明書を見せなくてももらえました。
16区公立小学校(UPE2A制度のある学校)手続法
こちらは私は経験がないですが、16区の公立小学校に通われている方から伺った手続きの流れです。
2,保護者と児童の情報を登録学校の決定(通常、窓口の担当者が指定)
3,学校の入学許可書の発行年収に応じた給食費
4,学童の利用料のレート決定
5,校長先生との面談
パリのインターナショナル・バイリンガル校に入学するにはどうしたらいいの?
フランスの公立校もいいけれど、ご家庭によっては英語の方が親しみがあるなと感じられる場合もあるかと思います。そうした場合には、インターナショナル校や、英語とフランス語のバイリンガル校など、別の選択肢もあります。
実際に我が家の息子も、元々英語に親しみがあったので、英語に触れながら、フランスのことも学ぶ場所があればと思い、バイリンガル小学校を選択しましたので、ご興味ある方は、こちらをどうぞ。
フランスで最も優れた学校(高校部門・リセ)に選ばれたバイリンガル・インターナショナルスクールの小学校の受験から入学手続きとは?
日本人の幼稚園・小学校・補習校のことも知りたい!
日本語で過ごせる幼稚園や小学校のことも気になりますよね。現地校に行きながら、日本人の幼稚園だったり、補習校に通って、日本人に触れたり、日本語を学ぶという選択をしている方も多いので、是非参考にしてみてくださいね。
🍀パリ日本人保育園幼稚園
日本人が多く住む15区にある保育園兼幼稚園。1才から預かってもらえるので、きょうだいで保育園と幼稚園に一度に通えるのも便利だそうです。現地校に通いながら、水曜もしくは土曜に通うことも可能ですので、そうしたご家庭も多いです。
145 rue de la Croix Nivert 75015 Paris / Tel 01 82 09 90 22
http://www.parisnihonjinhoikuenyouchien.com/index.html
🍀パリ・プチ幼稚園
15区にある、その名のとおり小さな幼稚園。月齢3か月から4才児の託児ルーム、現地校がお休みの多い水曜に開催される水曜教室から成ります。
24 rue des Baergers 75015 Paris / Tel 06 86 84 80 50
https://www.ecole-japonaise-paris-petit.com/
🍀文化教養学園幼稚園
16区にあり、通称かりがね幼稚園としても知られている、ヨーロッパ最古の邦人幼稚園です。通常のクラスと水曜クラスがあります。音楽教室や英語教室などの教室も充実しているそうです。
10 rue du Bouquet de Longchamp 75116 Paris / Tel 01 45 53 78 95
http://bounkakyoyoparis.com/top
🍀エべイユ学園
パリ郊外のブローニュ=ビヤンクールにある幼稚園。毎日クラス、水曜クラス、土曜クラスがあります。小学生の補習授業校としても日本政府から認可を受けています。非営利団体として保護者が協力しながら運営しているのが特徴で、運営の手伝いの時間の取れる保護者向けです。
27 rue de Sèvres 92100 Boulogne- Billancourt / Tel 01 46 05 21 85
https://www.eveiljapon.net/
現地校の中に日本セクションを設けている学校があり、幼稚園から高校までフランス語、日本語のバイリンガル教育が受けられます。場所は郊外が多く通うのが大変で、子どもも学力とやる気が求められ、親子共々負担は少し多くなる傾向が多くなります。
🍀サンジョゼフ校 日本セクション
ブローニュ=ビヤンクールにある私立カトリック系現地校。幼稚園から高校までの一貫教育で、日本セクションは1学年最大10人の少人数制をとり、フランス語と日本語の並行授業が受けられます。申し込み締め切りが早く、入学前年の9月ごろまでで既に締め切りされているので、ご注意ください。
- 6 rue du Parchamp 92100 Boulogne- Billancourt / Tel 01 46 99 90 30
- 21 rue d’Antin 75002 Paris / Tel 01 42 66 69 05 (事務局)
- https://stjosephjp.net/
🍀リセ・アンテルナショナル 日本セクション
パリの西約20㎞のサンジェルマン・アン・レイにある公立インターナショナルスクール。14カ国の生徒が幼稚園から高校まで一貫したバイリンガル教育を受けています。パリ市内から通うには送り迎えが少し大変です。こちらも締め切りは早く、1月ごろまでで締め切りされているので、ご注意ください。
2 rue du Fer à Cheval 78100 Saint-Germain-en-Laye / Tel 01 39 10 94 11
https://www.li-sectionjaponaise.org/index.php/ja/9-japanese
🍀日仏文化学院パリ日本人学校
文部科学省の認定校として、日本の初等・中等普通教育を実施することを目標とした学校で、日本の小学生・中学生が受ける教育を海外で受けられます。こちらは、日本の義務教育ですので、申し込みをすれば基本入学ができます。
7 Rue Jean Pierre Timbaud, 78180 Montigny-le-Bretonneux, フランス
http://www.parinichi.com/
実際に通われている方からのお話
☑パリ市内から少し離れた場所に位置しており、バスでの通学となる。バスには交代制で親が乗る必要がある。パリ市内の複数個所にバス停があり、時間通りに出発するので、できればバス停の近くに住むことをおすすめ。
(安全上こちらにはバス停の場所は記載しませんし、変わることもあると思いますので、気になる方は直接お問い合わせください。)
☑PTAあり。フランスの学校にはないので、大きな違いだと思います。
☑昼食は基本はお弁当、購入することもできる
☑フランス語上手になるかな?と思っていたけれど、なかなかそのような環境ではない
🍀パリ日本語補習校
フランスの現地校やインターナショナル校などに通う学生の為に、水曜日と土曜日に開講されています。内容は国語を学びます。普段は、現地の小学校を借りて行っていますが、コロナ中はオンラインで開講されています。日本人会への入会が必要となります。フランスの入学時期と合わせて、9月から開講となりますので、始まりは少し早いタイミングとなります。
20 av. Bugeaud 75116 Paris
http://parisnihongohoshuko.com/home/home.html
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いかがでしたでしょうか?
日本の環境だけではなく、様々な選択肢があると思いますので、是非色々と調べてみてください。悩まれている方は、是非ご連絡くださいね。
グローバル親子コミュニケーションを学ぶことは、親のあり方を考え、子供の道を広げることに繋がります。また親子の信頼関係を築き、子供のやる気を引き出し、子供自身を認めてあげられ、世界で生きる為の考える力や表現する力を育むことに繋がります。
家庭でもできるグローバル教育とは?AIが進むとどうなる?世界の教育の違いとは?親として準備できることは? 詳しく知りたい方は、勉強会も行っていますので、是非ご参加ください💎
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