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イギリス20年在住国際結婚まゆみさんから学ぶコロナで変わったイギリスの大学受験事情、海外でのコミュニケーションの壁、パートナーシップについて【グローバル・世界の子育てシリーズ」

 
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フランス在住・グローバル親子コミュニケーションコーチNAOKO。世界で生きる力を育てながら、育児を楽しく、親子で成長するための実践法をお伝えしています。
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今回のインタビューは、イギリスのケンブリッジに20年住んでいるまゆみさん☆元パートナーさん(離婚されています)はイギリス人。お2人の娘さんがいらっしゃるのですが、正に18歳の娘さんの大学受験が終わった直後ということで、本当におめでとうございます!

今回の大学受験は、コロナの影響により、受験の仕方や、評価基準などがだいぶ変わってしまったみたいで、驚きの事情についても、色々と聞かせていただきました。

またまゆみさんご自身も、日本では雑誌のカメラマンをされ、イギリス渡航後は、現地の日本人の学生の為に教鞭をとり、ご離婚等で大変だった時期を乗り越えた現在も、写真・映像の更なる研究を続け、美しい写真を発信されながら非常にご活躍されている方です。そんなまゆみさんのJourneyを是非ご覧ください!
それではLet’s get started!!

改めまして、Family Journey1.2.3代表、グローバル・ファミリーコーチのNAOKOです🌈

アメリカ(シカゴ)4年、中国(上海)5年、現在日本(東京)在住、今年フランス(パリ)5年予定です。 親子のコミュニケーションで、 6歳までに”世界で生きる人間力”を育て、 楽しく豊かに子育てしたい家族をサポートする オンライン・子育てコーチングレッスンを行っています🌎

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イギリスの教育事情

コロナで変わったイギリスの大学受験!実情はどうでしたか?

イギリスの多くの大学受験生は5・6月にAレベルという試験を受験してします。しかし、コロナウイルスの与える影響を懸念して、イギリス政府はこのAレベル試験を中止にしました。その代わり、今まで学校で取った成績を元に算出された評価を元に、受験生は直接大学に電話をして、その場で応募(場合によっては電話インタビュー)をするという形式になったのです。

その為、受験生はオンラインで評価が出されるのを今か今かと待ち、出された瞬間に、大学に電話をかけてオファーするという状況でした。電話回線がパンクした大学もあったようです。

更に、私立の高校と州立の高校で算出基準が違い、評価が低いとされた州立高校の生徒側から、「不公平」だと国に対して不満が出た為、更に評価基準を見直さなければいけない状況にもなりました。

うちの子も州立の高校だったのですが、その評価基準が厳しかった為、本来行きたいと思っていた大学の基準を満たすことができませんでした。5大学8学科受かり、そのうちの1つの大学に入学金を払った後、算出基準の見直しにより、本来行きたかった大学の受験資格をクリアすることとなりました。色々と検討した結果、結局そちらは受験しませんでしたが、慌ただしい受験だったようです。

(NAO)大学合格おめでとうございます!いやはや、さながら人気アイドルのコンサートチケット購入のような状況ですね!それは今までにない大学受験の様子で、大学も学生も混乱しているのが目に浮かびます。それにしても、5大学8学科合格するとは、なんと素晴らしい!!

(追記)
その後、娘さんにも直接お話をお伺いすることができましたので、記載しますね☆

What kind of questions were asked when you took the college entrance examination interview?
(イギリスの大学入学試験インタビューの際に、どのような質問をされましたか?)

I didn’t take any formal interviews for the colleges I applied for, but I’m my informal interview over the phone to York university I was asked about my interests, hobbies and how I spend time along side my education. I assume it’s to give them a feel for what areas of Geography I would be naturally passionate in day-to-day life, and make sure the degree is suited to me.
(私が受験した大学において、正式なインタビュー面接はありませんでしたが、York大学(入学予定の大学)との電話では、私の興味や、趣味、勉強にどのように時間を費やしているか等について聞かれました。私が入学するのは地理学なのですが、恐らく彼らが聞きたかったのは、私の日常における情熱が地理のどの分野に向けられているのか、私に合っているのかを確認する為だったと推測しています。)

(NAO)日本の大学受験では、センター試験や当日試験の学力のみで判断されたり、AO試験も中にはありますが、質問内容は「志望理由」や「長所と短所」など、典型的な質問が多いと聞きます。娘さんのお話では、イギリスの場合は、その人がどんなことが好きで、どんなことに興味を持っている人なのか、学部がその人と合うのかを総合的に判断されているように感じました。アメリカでもそうですが、アカデミックだけでは今後は必要とされない、その人の人間力をいかに高めるかが大事だと痛切に感じます。

Did you go to extra school during your school days?
(学生の時に、塾等に通いましたか?)

During both Secondary school and sixth form I did not attend any extra classes or private tuition – I managed to get grades I was more than happy with just by extra learning I did myself, with free online classes and resources. I believe if you don’t attend any extra tutoring it’s always in your best interest to go the extra step and educate yourself to fill gaps in your knowledge.

(中学・高校時代には、何か塾に通ったり、プライベートレッスンを受けたことはありません。私は自分自身でフリーのオンラインレッスンだったり、資料を使って学んで進級をすることの方がいいと思ったからです。塾に通わなくても、強い興味があれば、一歩踏み込んで、知識の不足を補うことができると信じています。)
(NAO)学びに対する信念が素晴らしいですね!塾のように詰め込み式に学ばせるのではなく、自分の興味と学びをリンクさせ、自らが主体的に突き詰めていくことができれば、塾に頼らなくても良いということを体現していますね。

How long is debate and presentation time per a day? What kind of theme are discussed?
(イギリスの授業において、ディベートやプレゼンテーションは1日にどれぐらいありますか?どんなテーマで話し合いをしますか?)

Debating and presenting as primary, secondary and high school students generally come in through the style of teaching here in the UK. Teachers encourage students to engage by very regularly asking questions and getting students to debate a chosen topic with eachother, a lot of the time we will have intervals of ‘class discussion’ for about 3 minutes before the teacher asks what conclusions we have made. This proves to teachers that students are actively taking part in the learning. As of themes, class discussions will be about absolutely anything depending on the subject. If it’s a French lesson, 3 minute discussions would focus on students putting together their own sentence to translate to eachother. If it’s a religious education lesson, students will have a short debate about themes such as questioning religion or the ethics of euthanasia.

(イギリスにおいて、ディベートやプレゼンテーションは、小学校・中学校・高校を通して(特に高校)、通常の教育スタイルの中に組み込まれています。先生は、普段から生徒に質問をしますし、生徒同士でトピックを選択させてディベートをしたり、結論を出す前に3分間のインターバル(双方向)なクラスディスカッションを行うことが多いです。先生は、生徒に学びに積極的に関わってほしいという姿勢の表れです。テーマについては、その科目によります。フランス語のレッスンであれば、3分間、ある文章をお互いに翻訳しあいます。宗教の授業であれば、安楽死の倫理についてショートディベートを行ったりすることがあります。)

(NAO)自分の実体験でもそうですし、日本全体を見ても、なかなか学校で、ディベートやプレゼンテーションの時間を持つ授業がなかったり、たまにそうした時間があっても、日本の学生は恥ずかしがって主体的に参加しなかったりという印象があります。これから世界で生きていく為には、小さい頃から、自分の意見を人に伝える習慣を持つことはとても大事だと思います。

国際結婚・海外在住の子育てのメリット・デメリット

日本における外国人の地位、丸暗記の教育、教育レベル

私の生まれ育った日本で、家族で住もうという案も出たことがありましたが、
・日本では外国人の地位が下がってしまう(ように感じること)
・丸暗記だけの教育の仕方
・教育レベル(インターナショナル校に通っても、Aレベルは取得できず、国際バカロレアのIBしか取得できない)
が理想的ではないと判断して、結局日本に住む選択を取ることはありませんでした。

確かにイギリスにいる日本人学生の様子を見ていると、
最初は積極的に自分の意見を行ってくる学生も、授業を受けている間に、段々「これは正解、これは正解ではない」「間違いたくない」という気持ちが育ち、口を閉じる子が多くいるように感じましたので、積極的に日本で子供を学ばせようという気持ちになれませんでした。その点、イギリスの学生は、自分の意見をしっかりと言う子が多いように感じますので、イギリスで子供が育ったことは、メリットだったと思います。
(NAO)最初は積極的な子であっても、日本の授業を受けている間に、「この答えを言ったら間違いだ」と感じ、口をつぐんでしまう子が多くなるのは、とても悲しいことですね。これからの将来を担う子供たちは、答えのない時代を歩んでいく世代、是非そうした感情を持つ子が1人でも減るといいですね!

コミュニティの壁、言語の壁からくる、孤立した子育て

私は実は、元々Fridayの記事カメラマンをしておりました。イギリスへは、3か月間の写真の勉強で訪れていました。そこで出会ったのが当時のパートナーです。3か月の予定だったのが、永住になってしまいました(笑)
普通、イギリスで子育てをしている日本人の方というと、旦那さんの海外駐在に着いてこられた方ばかりで、駐在者のコミュニティがあります。しかし私はそうしたものに属しておらず、子育てにおいても、しばらく孤立していました。
今でこそ不自由ないですが、当時の私の英語能力では、なかなか現地の人ともコミュニケーションが取れず、教会に行っても、ただニコニコして黙っている「典型的な日本人」でした。
ただそうした場でも、とにかくめげずに出席をしていると、顔を覚えてもらえ、いつからか声をかけてもらえるようになり、輪の中に入れるようになってきたので、その点は有難かったです。
(NAO)コミュニティになかなか馴染めない状態ですと、海外の子育ては苦労が多そうですね。語学の面でも、なかなかコミュニケーションが取れない中でも、関わろうとされたことで、段々変わってきたお話は、とても参考になります。
ちなみにまゆみさんの撮影される素敵なお写真を拝借しました☆コロナでイギリスがロックダウン中、家でのお料理や花、月の撮影がお好きになったとのことです。

第二次世界大戦がもたらした「日本人」のイメージ

彼の祖父にあたる方が、第二次世界大戦のビルマの戦いで、英国軍と日本軍が戦った際に、唯一生き残った方だったのです。その為、彼の母親も小さい頃から「日本」に対しては悪い印象しかありませんでした。結婚自体に大きな反対があった訳ではありませんが、時折、私や娘に対して、きつい言葉が続いたことがありました。

そうした背景もあり、私はしばらく、娘に日本語を積極的に教えることができませんでした。少し大きくなってから、私も補修授業の日本語教師をする等して、子供たちにも教えたので、理解するようにはなりました。
(NAO)歴史的に対立関係がある国同士、しかも当事者の方が親戚だったことで、日本語を教えたくても教えられないぐらい、大変苦労されたのですね。

イギリスの離婚事情・現代の日本のパートナーシップについて

実はまゆみさんは、パートナーさんと近年離婚されております。きっとお話づらかった内容も沢山あったかと思いますが、お話くださってありがとうございます!

イギリスの離婚形式

イギリスは日本と違い、行動親権、共同養育の形式を取ります。協議をする時には、間にメディエーターという人が入るのですが、親だけではく、子供にも話を聴き、子供の話を親にフィードバックをします。日本では、親だけが仲介に入る方と話をしますので、その点が異なります。

離婚にいたった原因

私自身が子供の日本語教育に集中しすぎて、夫婦の時間をなかなか取ろうとしなかったことが大きな原因の1つです。先程もお伝えした通り、歴史的な背景があったため、最初は日本語を積極的に子供に教えることができませんでしたので、つい気持ちが入りすぎてしまいました。夫婦の関係性も、気づいた時には・・という状況でしたので、やはり夫婦間でしっかりとコミュニケーションを取ることは大事です。離婚調停中、精神的にも非常に大変でしたが、日本語クラスの生徒さんや、現地のママ友、近隣に住んでいらっしゃる方の支えがあって、乗り切ることができました。

離婚が子供に与える影響

離婚調停中や現在に至るまで、子供たちは、私と彼の家を行き来しています。今はだいぶ落ち着きましたが、当時はバタバタしており、ちょうど子供達の学校のテスト等と重なってしまった時期もあり、学力結果にも影響が出てしまいました。こうしたデメリットもありましたが、今では子供達は非常にタフに育ってくれました。今回の上の娘の大学受験も、私はほとんどノータッチで、娘に任せていましたが、大変な中しっかりと乗り切ってくれたので、非常に頼もしく思います。

現代の日本のパートナーシップについて

今の人達は、昔と違い、パートナーシップが平等な関係を築けるようになっているので、とても良いことだと思います。男性も女性もお互いに個性を認め、一緒に歩み寄る姿勢があるので、日本も良い方向に変わってきているなと思っています。私達の世代は「旦那は元気で留守がいい」という言葉がありましたし、実際イギリスにいる海外駐在員の方のお話しぶりを聞いても、多くの奥さんがそのように感じていたと思います。でも今の若い人はそのように考えている人は大分減り、家族で一緒に幸せになろうと考えている人が多いように感じます。

(NAO)日本も良い方向に変わってきていると言っていただけ、とても励みになります!家族は一緒に暮らしているだけではなく、1つのチームとして、人生の同じ方向を共に目指していけるバディであると良いと願っています。

 

まゆみさん、娘さん、今回はお忙しいところ、素敵なお話を伺いありがとうございました!

 

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