「広がる格差社会に立ち向かえる子」を育てる親子の接し方とは?Part 2
こんにちは、フランス在住・グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKO です!
さて前回のコラムでは、「広がる格差社会に立ち向かえる子」を育てる親子コミュニケーション・3つのポイントのうち、①「得意」を観察して伸ばしてあげる親についてお伝えしました。
非常に反響も大きく、またご心配されている親御さんも多いなということを、改めて感じました。
さて、今回は3つのポイントの2番目である「本当に大切なことが分かる親」についてです。
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【Who is NAOKO?】
🌈海外在住歴11年・2022年現在フランス(パリ)在住。アメリカ(シカゴ)4年、中国(上海)5年。日本は20年以上(受験戦争経験あり)。
🌈言語:日本語、中国語、英語、フランス語
🌈早稲田大学・中国上海復旦大学(アジア6位)卒業。
🌈2022年時点で7歳・4歳のママ・(子供たちはフランスのバカロレア・ランキングTOPのフランス語・英語バイリンガルスクールに通学中)
🌈世界ウーマンコラムニストに掲載された記事
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子育ての情報が多すぎる!と悩んでいませんか?
ネット社会と言われる現代。皆さんも、子育てに悩みがあったら、まずはネット検索されませんか?
「子育て」と検索すると、ありすぎるぐらい、子育て情報が載っていますね。溢れる情報の中から、一体何を選べばいいのか?と悩んでしまうママやパパも多いのではないでしょうか。
ちなみに、コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の「ジャムの研究」と呼ばれる面白い実験について聞いたことはございますか?
例えばスーパーの店頭に、24種類のジャムを並べた時は、買い物客の60%が立ち寄り、3%の人しかジャムを買わなかった。しかし、ジャムを6種類に減らすと、立ち寄ったのは40%の客ですが、買った人は30%になったというのです。
つまり、人は情報量が多いと興味が湧くのに、いざ決める時には、迷って動けなくなってしまうということです。皆さんも、インターネットやSNSで沢山情報収集したけど、結局疲れて決められなかった・・ということはありませんか?
「情報格差」が広がっている現在
このように、「情報が多い」というだけでも、人を困らせます。
更に、情報の中には、素晴らしい内容もある一方、信頼の置けない情報も山のようにあります。
以前からそのような情報はありましたが、テレビや新聞社等という媒体以外に、私を含めた「個人」がブログやYoutube、SNSなどで自由に発信ができるようになった為、よりそうした情報は増えてしまいました。
更に、IoT(モノのインターネット)が進めば、人だけではなく、あらゆるものが情報を発信することができるようになってしまい、もう誰も情報を制御できない社会になるかもしれません。
この世の中で大切なことは、目の前にある溢れる情報の中で、「本当に大切なことを見極め、何を選択し、どう決めて行動していくか」です。
まずこれを親ができるかできないかで、「情報格差」が広がっていきます。
親が情報に振り回されてしまうと子どもはどうなる?
親である私達が、情報に振り回されてしまい、未来のある子供達はどうなるでしょう?
「本当に大切なこと」を見抜く力のないまま、なんとなくネットで見つけた、いかにも良さげな情報や勉強法を見て、あれもしなきゃ。これもしなきゃと押し付けてしまうと、結局お子さんに合わない場合も多いです。
そして押し付けられてやったお子さん自身も、自分で考えたり、決断する力を育てることができず、悪循環です。
まずは親が、ご家庭にとって、「本当に大切なこと」をしっかりと見抜く力を持つことが重要です。
そしてその力を、普段の親子のコミュニケーションの中で、子供達に手渡してあげること。これが、今後とても重要になってきます。
「本当に大切なこと」を見抜く力を家庭で育てるには?
それでは、ご家庭で、普段の親子のコミュニケーションで、どのように「本当に大切なこと」を見抜く力を身につければいいでしょうか。
ポイントさえしっかり理解していれば、難しいことはありません。
ずばり、 子どもへの「良い質問」を、普段の会話の中で増やすことです。
私は仕事柄、色んなママ・パパとお話をしますし、普段子供達と公園に遊びに行ったり、スーパーで買い物したりするときも、他の親子の会話をつい横で注意深く聞いてしまいます。 (ごめんなさい!)
そこで感じるのは、圧倒的に「良い質問」が少ないことです。
例えば、お子さんと一緒に本を読んだ時、映画を見た時・・読んでおしまい、見ておしまいになってはいませんか?
「今のお話はどんなお話だったかな?」
「一番大切なことは何だったかな?」
と質問をすると、まずお子さんが考えるきっかけになり、まとめる練習になります。更に「一番大切なこと」を考えることは、自然とどうでもよい部分は切り捨てられ「本質」
を考えることができます。
また不思議なことに、「質問」をした側も、自分が「質問」をすることで改めて考えるきっかけになります。
親自身、子育てで悩んだ時には、 「家族にとって大切なことは何だろう?」
自問自答を繰り返してみると、情報に惑わされず、自分自身に合った判断基準が見つかる糸口になります。
グローバル親子コミュニケーションで日常生活を学びに変えよう!
「質問」の中には、ざっくりいうと、良い質問と良くない質問があります。 「良い質問」をすることで、質問をされる子どもは、物事を広く、深く考える訓練を積むことで磨くことができるのはもちろん、質問をする側も、「本当に大切なこと」を見抜く力が育ちます。
逆に、親としては「質問」をしているつもりでも、実は子供を追い込んでしまう「良くない質問」を投げかけている方も少なくありません。
先程挙げた具体的な例以外にも、「良い質問」を学び、日常生活の中に毎日少しずつでも取り入れると、確実にお子さんの力が伸びます。
日常生活そのものが、学びになっている子と、ただ勉強する時間(学校や家庭での勉強など)だけ勉強している子では、将来大きな差がつきます。
私がフランスから、世界のママに届けている「グローバル親子コミュニケーション」レッスンでは、 「質問」について体系的に学ぶことができます。また、子供との信頼関係の土台を育てた上で「質問」を投げかけないと、効果は半減してしまうので、レッスンでは世界で生きていく為に大切な「コミュニケーションの土台」作りを丁寧に行っていきます。
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1人で迷っていると時間がとっても勿体ないので、何か分からないことがあれば、是非気軽にご連絡くださいね。
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