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Global Family Navigator NAOKO STORY②パートナーがアフリカ出張中、医者からの「子供を産みにくい体になってしまうかも」の一言で退職届を提出

 
グローバル子育て
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フランス在住・グローバル親子コミュニケーションコーチNAOKO。世界で生きる力を育てながら、育児を楽しく、親子で成長するための実践法をお伝えしています。
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さて、留学から帰国した私は、1年遅れての就職活動を始めました。

大学3年生の秋から4年秋時に留学をしていた為、今思えばよく分からない「新卒」採用で就活をする為には、1年遅らせる必要がありました。

よく皮肉のように海外から言われていますが、
日本の就職活動の「個」のなさについては、私も疑問を感じていました。

みんな一様に、真黒なスーツに、学生時代は染めていた髪も、真黒に染め直し、集団面接でもみんな同じ質問をされるという状況です。世界では就職活動の時に、もっと自分の個性を表現できる服を着ることができます。

色々と疑問を多く思いながら、
とはいえやらないわけにはいかないという、当時の「固定観念」で始めた就職活動。

留学していた際に、多くの駐在員の方にお世話になりました。
彼らの多くは「商社」「銀行・証券」「メーカー」の方が多かったので、
インターンや就活で受ける企業も、同様の業界をなんとなく受けていました。

今では考えられませんが、なぜか男性に頼りたくない、男性と同じように稼いで働きたい!総合職じゃないと格好悪い、総合職なら何でもいい・・ぐらいな考えで探している自分もいました。

前回もお伝えした通り、
これまでの自分は、なんとなく生きてきた為、
自分が何が好きで、
自分は何が得意で、
自分はどんなことであれば社会に貢献ができるのか
そうしたことを、深く考える習慣がありませんでした。

そして恥ずかしながら、留学から帰国後も、まだ漠然とした状態で就職活動をしており、
自分に合った企業がなかなか見つかりませんでした。

更に、リーマンショック直後ということもあり、かなり氷河期。
最終面接まで行く企業はあれど、ほぼほぼ全滅。

勿論リーマンショックだけが落ちた理由ではなかったと思いますし、
今考えれば、私の目指す生き方とは真逆の業界なので
私がいるべき世界ではなかったと思いますが、
当時の私にとっては、自分を否定された気がしてショッキングでした。

有難いことに、中国でアルバイトをさせていただいた日本経済新聞のグループ会社に1社合格し、就職。

そしてここから、私の「自分とは?」を考え続ける社会人生活が始まることとなりました。

日本橋に位置する、綺麗な大きなビルの中での勤務で、外から見た「働く環境」は良い所です。

いわゆる福利厚生費も、一般的には良い方と言えますので、非常に恵まれていたと思います。

私の仕事は、証券会社を回って情報配信をするシステムを営業したり、使い方のサポートをする仕事。
日本最大手の証券会社のサポートをメインでさせていただいたり、証券の方100人以上を前に、大きなホールでシステムの説明をしたり、新規商品を顧客役員の方にプレゼンしたり、全国を飛び回ったり、新卒の私にとっては、
有難い経験をさせていただきました。

しかしこの時期から、
世界の人ともっと繋がって、
自分が幸せで、相手も幸せである働き方とは
何だろうと考え始めていました。

もちろん、「仕事は自分で創る」ものなので、
どんな会社の中でも、提案をして創り出すことは出来ると思いました。

でも、自分の人生の中で「時間」はとても貴重。

人を変えることは難しく、会社を変えることはもっと難しい。

それよりも、自分自身や環境を変える方が簡単だと思い、転職を決意しました。

次に選んだ仕事は、国際会議のアレンジメントをする会社でした。

政府や医療関係の国際会議を企画、準備、会計、運営まで一手に引き受けており、
私も入社直後から様々なことを任せていただきました。

海外の方とも直接やり取りしたり、海外出張も行かせていただき、多くのことを学びました。とても素敵なホテルで、海外からの要人を招く数百人規模の会議運営のメイン担当もできるようになりました。
多くの方と協力し合って、1つの物を作り上げる。
運営準備から運営中、その後もみんながチームという感覚で素晴らしかったです。
会議が終わった後は、お客様も嬉しそうな表情をしてくださるのが幸せでした。

しかし、マンパワーが足りない会社で、私も多くの会議を引き受けていたので、毎日残業、終電帰りという状況が続き、会社の風土としても、それを当たり前とする状況。

結婚しながら、子供を持ちながら、続けている人はほぼ皆無。女性は結婚をしていないか、していても子供がいないかのどちらかでした。

負けず嫌いの性格が災いを呼び、毎日の疲れがピークに達し、生理不順に。

婦人科を受信すると、「このままだと子供を産みにくい体になってしまうかも・・・」という言葉を聞き、
「私の長い人生を考え、子供がいない人生は考えられない!」と思い、退職を決意。

当時既に結婚をしており、パートナーがアフリカに出張をしている最中だったのですが、
大して相談もせず、勝手に退職届を出してしまいました。
今でもパートナーには笑い話・・というより苦笑話?として言われます。

それでも、怒ることはしない、心の広いパートナーに、今でも感謝しています。

Welcome to this family journey to shine yourself here!

Hope you find some great wisdom here!

Love,Naoko

Global Family Navigator NAO STORY③転職直後に妊娠発覚!日本の現状のしがらみを疑問に思いながらワーキングマザーの道を進む

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